第10回中部放射線医療技術学術大会 開催にあたって

第10回中部放射線医療技術学術大会(CCRT)大会長を拝命し、2017年11月4日(土)~5日(日)の2日間、岐阜市のじゅうろくプラザでCCRTを開催させていただくことになりました。今年は1567年に信長公が岐阜に入城し、「井の口」と呼ばれていたこの地域に「岐阜」という新たな地名を命名してから450年を迎え、岐阜市では多くのイベントが行われ活気に満ちています。このような記念すべき年に、信長公像の前に位置するじゅうろくプラザにて第10回大会を開催できることを身に余る光栄と存じますとともに、このような機会を与えていただきましたことを会員の皆様方には厚く御礼申し上げます。

今大会のテーマは「人体を診る! -画像再構成の最前線-」とさせていただきました。最近、我が国において放射線検査の普及が大変進んでいるのと同時に、放射線の人体影響に関して社会的関心が極めて高いという特殊な状況にあり、医療被ばくが問題となっています。このような中、近年X線CT・MRI・PET・SPECTなどの画像再構成法の進歩は目覚ましく、逐次近似法により、3D/4Dイメージングなどにおいても高画質の画像生成と被ばく低減も可能になりました。

特別講演には、広島大学病院 高次医用画像部門 石風呂 実先生をお招きし、3D-CTの画像再構成に関連した大変興味深いご講演をお願いいたしました。シンポジウムでは、テーマを「画像再構成の最前線」とし、CT,MRI,核医学,トモシンセシスなどマルチモダリティによる画像再構成の最新技術について議論し、考えようと思います。また教育セミナーにおいては、3セミナーを予定しており、それぞれCTおよびMRIの画像再構成の基礎から実践と診断参考レベル(DRLs2015)を踏まえた医療被ばくの適正化についての講演を行います。特別企画では,日本放射線技術学会代表と日本診療放射線技師会代表を招き、組織の将来構想についてお話しいただきます。

一般公開講座と致しましては、信長公に因んで日本の戦国時代に関する研究で知られ、今年のNHKの大河ドラマ「おんな城主 直虎」で時代考証を担当されました静岡大学名誉教授 小和田 哲男先生の文化講演と岐阜大学医学部 放射線科 松尾 政之教授による最先端治療である陽子線治療についてのご講演を予定しております。

皆様のお役に立つよう微力を尽くす所存でありますので、ご支援のほど何卒よろしくお願い申し上げます。

2017年6月吉日

第10回中部放射線医療技術学術大会

大会長 中村 学