ご挨拶
公益社団法人 岐阜県診療放射線技師会
会長 加藤 秀記
本年(2024年)6月23日に開催されました第75回通常総会ににおいて理事に選出いただき、本年度第2回理事会にて会長として選任いただきました。創立から73年目を迎える歴史ある岐阜県診療放射線技師会の会長として2期目を迎えるにあたり、その責任の重さを改めて感じています。
昨年5月に新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置づけが5類感染症に移行したことで、感染対策が自主的な判断に委ねられるなど日常生活での制限が緩和されたましたが、医療機関においては従前と変わらない対応が求められる状況の中で医療提供を継続された皆さまに敬意を表します。
さて、医療を取り巻く環境は、2025年に団塊の世代が後期高齢者となる超高齢者社会を背景とした「地域医療構想」を踏まえた医療、介護、障害福祉のトリプル改定が実施された事に伴い体制変更への対応が求められます。加えて、今年度は「医師の時間外労働の上限規制」がはじまり、タスク・シフト/シェアの実践において診療放射線技師の役割にも期待されています。この期待に応えるべく「告示研修」を最も重要な事業として据えつつ、従来からの事業とともに積極的に推進していきたいと考えております。
また、今年度は「中部放射線医療技術学術大会」および「東海四県診療放射線技師学術大会」の開催当番県として、その成功に向けて“オール岐阜”での取り組みを進めていきます。
今後、医療を取り巻く環境は急激に変化していくと予想されます。医療を担う一員としてこれに迅速に対応するため、先ずは“求められる業務拡大”を診療放射線技師の役割と認識し、さらに社会に貢献する職業であることを自覚すると共に、われわれ診療放射線技師が国民からより信頼されるよう活動してまいります。
今後とも、本会事業へのご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。