第16回中部放射線医療技術学術大会 開催にあたって

 

 

 

 

第16回中部放射線医療技術学術大会 大会長
中津川市民病院  加藤 秀記

はじめに,この度の令和6年能登半島地震で犠牲となられた方々に深く哀悼の意を表するとともに,全ての被災者の方々に心からお見舞い申し上げます.一日も早く平穏な暮らしが戻ることをお祈り申し上げます.

さて,この度,第16回中部放射線医療技術学術大会(CCRT)を12月7日,8日の2日間,岐阜市の「じゅうろくプラザ」で開催するにあたり,実行委員会を代表してご挨拶申し上げます.

CCRTは中部7県の診療放射線技術学を根幹とする日本診療放射線技術学会中部支部と,診療放射線技師の職能団体である中日本地域診療放射線技師会が,地域医療における放射線技術学の研究と発展を目標として,協働して開催する学術大会であります.奇しくも今年の11月には,日本診療放射線技師会(JART)と日本放射線技術学会(JSRT)との初めての合同開催となる第1回日本放射線医療技術学術大会(JCRTM)が沖縄県にて開催されます.中部においても,両団体の連携をさらに深め,放射線技術学の発展に寄与できる学術大会となるよう努めてまいります.

今回の学術大会のテーマは,「技術の革新と叡智の伝承 −放射線医療の新たな使命−」といたしました.日々進歩し開発される新たな技術を探究し,そのポテンシャルを十分に発揮するとともに,さらにこれまで積み重ねられてきた叡智とを融合させ,ブラッシュアップを図り,情報共有と技術を継承していくことで,今後の様々な変化にも対応し,放射線医療における役割を果たしていくことを目指した学術大会としたいと考えています.特別企画,シンポジウム,教育セミナー等,さまざまな企画を準備しております.また,特別講演には岐阜大学医学部放射線医学教室の松尾政之教授をお招きいたします.放射線医療に携わる者の果たすべき役割について,議論を深める場となることを期待しております.

会場のじゅうろくプラザは,JR岐阜駅と直結しておりアクセスも良好となっています.是非とも岐阜の地に足をお運びいただきますよう,実行委員一同,心よりお待ち申し上げております.